HELLO, WORLD! ブログ

日本創発グループ:株式会社エグゼクション ハロー・ワールド事業部の、ITエンジニア育成採用の活動をお伝えします。

最初の発表会はIoT

開始したと思ったらもう2週間、四期生の研修、IT基礎も佳境となりました。

 

ハロー・ワールドのカリキュラムではまず、IT業界について、アルゴリズム、プロトタイプ、WBS、などなど、IT業界に入った初心者にとって必ず必要になりそうなものを中心にした「IT基礎」という講義、演習があります。

 

この「IT基礎」の授業で毎回実施していて面白いと思うもの、それはMESHというSonyのIoT製品を用いてのプロダクト開発演習です。

本演習の名称は「IoT実習」としています。

 

実際の中身は、企画からプロトタイプの作成までをグループで行い、最後に製品発表と称して発表してもらうというもの。

 

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今回は6人の研修生がいるので、2チームでの発表です。

プロダクトは、全部で8つできました。いっぱいある!

 

なのでその中からいくつか、抜粋して紹介しましょう。

 

Toy Happy Sound

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おもちゃを動かすといろいろな音が鳴るようにするもの。

 

 

俺の嫁センサー

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一人暮らしの自宅に帰ってきたら「おかえり」などと言ってくれるもの。

 

 

おはなしできるもん

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お気に入りのぬいぐるみやおもちゃを振ると、録音しておいた音声などが流れるもの。 

 

 

IoT演習が面白い点は、2つあります。

  • 個人の趣味、今抱えている悩み、課題が見えること
  • 結果から考え方や取組み方が見えてくること 

毎回、プロダクトには個々人の考え方が強く反映されるようだなぁ…と思いながらみています。

 

例えば、今回は四期生が6人いる中で、センサーによって人の動きを検知し「おかえりなさい」や「おつかれさま」のように声をかけてくれるというプロダクトが2つありました。

用意されているセンサーの種類はある程度決まっているのですが、子供が好きだと、”子供のための防犯”について考えたり、かたや今回の「おかえりなさい」のように自分向きのプロダクトだったりと、興味・関心によって出来上がった結果が大きく異なります。

 

ちょっと面白いと思いませんか?

 

この実習、実はプロダクトとして”より売れる”ことをきちんと視野に入れる場合、1チームで1つ~2つのプロダクトを考えるのがいいところなのです。
しかし、なかなか考えがまとまらなかったり、個人での動きが強くなると、プロダクトの個数も増加します。

また、チームで動くことの利点を理解していないと、全てのプロダクトに類似の問題が含まれたり、目に見える形で出てきます。

 

もちろんこの段階では、IT業界においてチームで何かをすること、その利点などについての知識・経験が少ない、またはまったく無い状態であるという前提で実習が行われています。
ですから、そこを理解している・していないという事は問題ではありません。すべてがこれから先に生きてくる経験だとも言えます。

 

実は、このIT基礎の講義が終わる時点までに、講師は研修生の特性をできる限り捉えられるように、さまざまな角度から全員のことを観察もしています。

 

それらを踏まえて、残り約2か月半の座学研修では、全員がそれぞれ成長できるようにしっかりとサポートしていきます。