こんにちは。
EXECTIONに所属しています、K.Mです。
2月というと、和暦で言うところの如月ですね。(実際の時期的には1カ月ほどずれているそうですが)
そういえば如月ってどういう意味があるのでしょうか、あんまり気にしたことがありませんでした。そういう時はもちろん、グーグル先生の出番です。
「如月 由来」でポチっとな。
ふむふむ、やはり諸説あるようで、人によって見解は様々なようですね。
しかし名前の由来というのは得てしてそういうものかもしれません。人から人へと伝わっていく中で、本来の意味やその本質が失われることは珍しくありません。ちょっとした見方の違いや受け取り方の違い、聞き違いや言い間違いによって物事の意味というのはいくらでも変容するからです。
由来シリーズで言うならば、有名なのは例えば「ナナカマド」でしょうか。
街路樹としてもよくみかけるナナカマド。「7回竈(かまど)に入れても燃えない」とか「燃やすには7回も竈に入れなければならない」など、とにかく燃えにくいことからその名前がついたという説が有名ですね。
そんな話を聞くと「ナナカマドのように粘り強く生きていこう」なんて気まぐれにやる気を出したりするのですが、しかし植物学者の中村浩さん*2によると、それらの名前の由来は信憑性に欠けるそうです。
曰く「ナナカマドはめっちゃ燃えやすい」とか何とか(かなり意訳ですが)。
ところで、僕は今Webアプリケーション開発の現場で「テスト」と呼ばれる工程を担当しています。
テストと言うと反射的に身構えてしまう人もいるかもしれませんが、ここで言うテストとは製造担当の人たちが作ったシステムを実際に動かし、作ったものがちゃんと想定通りに動作するかを確認する工程のことです。
何か不具合が見つかるたびに「ここがこうなっているのでこう直してください」と、製造の人にお願いするわけですが、この伝え方が中々大変です。
今のところ高度な技術・知識が必要になる作業はしていませんが、その分先に述べたような単純なコミュニケーションや、いわゆるホウレンソウ*3の重要性はひしひしと感じています。
暦や植物の名前の由来じゃありませんが、本来伝えるべきこと、そしてその意図を正確に伝えるというのは、実はかなりの高等技術だと思います。そしてそれは時々、情報技術の知識や理数的な適性よりもこの仕事をする上で役に立つようにも思います。
そういう意味では、理数系や文系といった枠に関係なく
「コミュニケーションを上手にとれる」
というのが大事な適性の一つなのかもしれません。
え、結局僕が何を伝えたかったのか分からないですって?ほら、上手く伝えるって難しいでしょう……?