真夏にスタートした六期は、12月で座学期間を終了しました。
五期と同様にC#やAWSを学んできた3人は、座学の最後も同じく、実務に近い内容で2週間のチーム開発演習を行いました。
作成するものはWeb営業管理ツールで、資料はExcelのブックが3つのみ。これをもとに、今までの研修で習得した知識・技術をフル活用する必要がある開発です。
3か月間学んできたとは言え、最初はやはりどこから手を付けたものか、といった感じで迷走気味な部分も見えました。
まずはExcelを読み解くところから。これはそもそも何か、誰が使うのか、何を管理しているのか。業務知識も必要になってきます。
時間が限られているため、なんとなくわかってきたところで、Webで使うツールとして、どういったものにするかも考えなければいけません。
それに加えてスケジュールの管理も必要です。誰がどこを担当しどう進めていくか、全体を見渡せる人はいるか。最後の演習となるため、敢えてそれぞれが苦手な技術に関する部分を担当するということもやっていたようです。
さらにどういうわけか今回も、体調不良でメンバーが欠けてしまう事態が発生!(どこまで五期生と同じ道をたどるのか )
もともとカツカツのスケジュールで進んでいるところに欠員で、なかなかキビシイ事態になったはずです。しかし見ている限りでは、残ったメンバーから切羽詰まった感じは見て取れませんでした。プロジェクトの進捗報告についても同様です。
その後、ようやく3人が揃ったのが納品日の2日前。
結果として納品は間に合わず、遅れて提出されたシステムは残念ながらお客様にお見せできるようなものではありませんでした。
研修中と言っても今回ばかりは、プロジェクトに対してちょっと真剣味・危機感が足りなすぎるのではないかと思うと同時に、働く人としての自覚や責任感については講師側からもっと伝えておく必要があるな、とも思いました。
ハロー・ワールドは長期間の研修が特徴ですが、ただプログラムを書けるようになるための技術を教えてもらう学校ではありません。エンジニアとしてどう仕事に向き合うかも学んで欲しいし、座学のあとに設けられているインターン期間中も、周囲の先輩たちを見て良いところを学んで欲しい。
受け身の姿勢ではエンジニアとしての成長は望めないのです。
今回はちょっと厳しいトーンになってしまいましたが、六期生のこれからを思う親心と思って受け止めてもらえたら、と思います。
さて。
一通りの研修を終えたとは言え、六期生達はまだまだひよっこです。これからエンジニアとして過ごしていく中で、多くの困難に見舞われたり、幾度となく高い壁にぶつかることもあるでしょう。しかしどんなに大変なことでも、解決する手立てはきっとあります。その都度なんとかして乗り越えていくことで、もっともっと成長し、楽しくて充実したエンジニアライフを送っていって欲しいと思います。
ハロー・ワールド一同、心から応援しています。