【総括】五期目が終わって(研修後記)
HWとしては、5期目の座学研修が終わりました。
今回から4か月という期間で、従来のアプリケーション開発とそのアプリケーションが載る環境、インフラについて学んできました。
この4か月、あっという間だったのではないかと思います。
最後の演習では、4人で営業管理ツールを構築しました。
4か月目は、実際の仕事を意識してもらうことをとても意識しました。
例えば時間管理・タスク管理など、座学だけでは学びきれない部分を重視し、課題の出し方も実業務に沿うことを極力意識するなど、実際の仕事としてありそうなシチュエーションを想定しました。
成果としては、一応の構築が完了し、テスト不足でいくつかバグが残る形となりましたが、研修終わりで実際の業務に取り組んだと考えるならば、とても良くできていました。
もちろんすべてが最初から良くできたわけではなく、進行には問題があり、本来計画していた期間で作業が終わらなかったり、作業の全貌が把握できていなかったり、誰が何をやっているのかを把握できていないために重複の作業、抜け漏れが発生したりしていました。
こういった作業上の問題は、実業務でも起こるものですが、途中から数人の目線が変わったことで、無事に切り抜けられたように思います。
さて総括ということで、5期を振り返りたいと思います。
今期から一般的にOFF-JTと呼ばれる講習期間が4か月になりました。
言語もJavaからC#に変更になり、色々な部分で変更があった期となりましたが、終わってみれば実の多い期だったように感じます。
変更した内容の一つはインフラ研修の実施で、未経験者へインフラの研修を実施するとどのようになるのか、講師側の経験値が溜まりました。
その他、様々な施策の実績・効果が見えたことは、とても有意義であったと感じます。
研修事業を始めてから思うのは、教えている側にも学びがあるなということ。
恐れずに言うなら、教わる側は常に実験台であるということです。
HWでは、基本情報処理技術者資格の取得を推奨していて、そのための支援を実施しています。以前に書いたかもしれませんが、午前試験の免除を受けられるE-ラーニングのコースを契約して学習支援としているんです。
午前免除試験を受けるためには、コースを終了して試験を受ける必要があるのですが、なんと今期は初めて、研修生全員がこの午前免除に合格しました。素晴らしい!
当然、この結果は研修生の努力に尽きるのですが、実は今期HWの運営として、資格取得のための学習の仕方、得点を取るための考え方を勉強会の名のもとに講義し、希望者には後日個別で更にフォローも実施しました。
この取り組みを行った背景には過去の研修生たちの結果があります。学習支援教材を提供するだけではなく、資格のための勉強会や、フォローを実施する必要があることがわかりました。この部分は以前の研修生たちに提供していないものです。
そういった意味で、過去の研修生たちのおかげで日々アップグレードされた研修を受けられる、提供できることに感謝しながら、我々は今後もより良い研修内容、制度を作っていきたいと考えています。
さて。
一通りの研修を終えたとは言え、五期生達はまだまだひよっこです。これからエンジニアとして過ごしていく中で、多くの困難に見舞われたり、幾度となく高い壁にぶつかることもあるでしょう。しかしどんなに大変なことでも、解決する手立てはきっとあります。その都度なんとかして乗り越えていくことで、もっともっと成長し、楽しくて充実したエンジニアライフを送っていって欲しいと思います。
ハロー・ワールド一同、心から応援しています。
座学期間終了まであと一息!
暑いです!めちゃめちゃ夏になりました!
そして教室も熱いです!というのも、最後の開発演習が大詰めなんです!
。。。ちょっと暑苦しいですね (//∇//)
最後の最後ということで、全員で営業管理システムの開発に取り組んでいます。
今回は、実際のプロジェクトを意識して講師も補助として開発に参加しており、詰まったり引っ掛かったりしたところを助けたり、助言をするなどしています。
しかし、実装したい機能の数に対して、圧倒的に時間が足りなーい!
極短期間での開発なので、実際の仕事で起こる切迫感や、その中で発生してしまうミスや、報連相の重要性なんかを体感しているのではないかな?
《体感してくれていればいいな》と思います。
座学期間中にどこまで作り上げられるか、ちょっと楽しみでもあります。
AWS演習
前回に続いてAWSインフラ研修です。
1週間みっちりAWSを講義で学んだので、翌週はみっちり構築演習
内容はというと…WordPressのサイト構築です。AWSのトレーニングや初心者向けハンズオンに参加したことがある人には、馴染みのある内容ですね。
この課題の良いところは、最初に最小構成のシステムを作成し、そこからよりセキュアで高可用性なシステムへと変化させていくところです。データベースの分離、ロードバランサーの設置、インスタンスのスケールアウトなど、講義だけではいまひとつピンとこない部分が、実際に演習で作ってみることで「なるほど、そういうことだったんだ!」と理解が進む!(はず)。
さて、ハロー・ワールドでは全員にユーザーアカウントを払い出しています。
みんな同じ環境で演習に取り組むので、クラスメート同士での確認もしやすくなります。今回の演習でも、先に終わった人が途中で困っている人の設定を一緒に見て確認したりする場面が何度かありました。
構築方法を変えながら、サイトを作成しては壊すという演習を数回。
構築した環境をうっかりそのままにしておくと、料金がどんどんかかってしまうので、不要なインスタンスはストップしておく、ということも合わせて学びました。
はじめてのAWS
なんだかどこかのセミナーやトレーニングのタイトルみたいですね。
発表が終わって、五期生たちはAWSに取り組んでいます。取り組んでいますとはいっても、最初はまず講義を受けて理解を深めるところ。
「インフラとは?AWSとはなんぞや?」というあたりからスタートして、「高可用性、セキュリティ、コスト」そして「運用」までを学習中。AWSの資格で言うと、まずはクラウドプラクティショナーを目指していくような内容です。
はじめは講師が講義、 その後はみんながそれぞれ習得した内容を自分なりに講義することで、内容を身につけていきます。
一通り講義が終わったあとは、各自に配布されるアカウントを使っての演習が始まります。
はじめてのAWSの次は、実践AWSですね!こちらも楽しみです。
アプリケーション開発研修締めくくり!発表会でした
つい先日までは、暑い暑いと言っても湿度がないので日陰は昼寝日和だったのですが、ここにとうとうジメジメが追加されてきました。
どうも、中の人です。
自分の記事は、最初に季節感のある何かで書き始めたいのですが、だいたい暑いか寒いかが多くなってますね。語彙少なッ!
五期生たちがやってきてからほぼ3か月。
初めのうちは多分、寒い寒いって言ってたと思うんですが、もうだいぶ暑くなった今週、アプリケーション開発の研修がひと段落ということで、成果発表の様子を速報でお伝えします!
今回の課題は「温泉旅館の予約サイトを作る」です
クライアント役の講師と打ち合わせして要件定義、設計、実装、テスト等、Webシステム作成の一通りを行いました。
どちらのチームも、時間が足りずに期日までに実装できなかった機能があったり、リハーサルでは動いていたはずの機能が動かなかったりとアクシデントはありつつも、なんとか乗り越えて発表していました。
これまで座学研修は作成したシステムの発表までで終わりだったのですが、今期からは座学期間が1ヶ月増えました!この後、HW初の試みとして新しく用意したインフラのカリキュラムがスタート。さらに知識を増やしていってもらう予定です。
もう一息、がんばっていこう!
そして六期生の募集は今週末で終了です。
エンジニアを目指したいみなさんの応募お待ちしています。
新卒でハロー・ワールドに入りたいですか?中の人の考察
中の人です。
先日、中学生が会社見学に来てくださいましたが、それ以来 “若い” という価値について考えています。
当社の採用面接には、通常では4月から新卒として社会に羽ばたく雛鳥がときどき応募されていることもあり
新卒にとって、当社はどう魅力的に映っているのか?
というテーマで、エンジニアとしてまた社会人として中堅に差し掛かる中の人が、当社の魅力と通常の新卒就職について考察してみました。
ハロー・ワールドが魅力的に映る点
1. 研修期間が長い
これに尽きるのではないかと思います。研修の様子をブログで発信しているのも、応募する側にはポイントが高いように見受けられます。
当社を志望いただいている学生さんの多くが、文系・非理系に分類される学生さんです。経験がない世界へ飛び込むための準備として研修が長いことは、とても魅力です。ブログで見ていただけばわかるように、クラスも大学の研究室程度の人数で進行するので。とても手厚く教えることができます。
2. 給与設定
2019年現在、大卒初任給の平均は21万円ほどらしいです。当社の求人は21万円~ですが、経験その他問わず、となっています。ですから、大学を卒業しなくても大卒レベルの初任給からのスタートです。給与は、仕事を選ぶ上で重要なファクターだと思います。
3. 配属先の企業がある程度明確(しかも東京都心部)
都内で仕事をしたい!という人はやはり多いのかなと思います。上京してエンジニアになるための研修を受け、そのまま東京で職を得るというルートが魅力だと感じる人もいるでしょう。
さて、自社にとってマイナスなことはブログで発信しないのが普通ですが、中の人は、すべてのITを志す人の味方なので、平気で書いていきます。ただ、世の中悪いことばかりではありません。そもそも良い、悪いというのは相対評価でしかありませんし。
では、新卒はなぜ普通の就活をして就職する方が良いのか。こちらも3つ上げてみましょう。
1. 新卒に特化した研修を受けられる
一般的な企業では、“新卒”に新人研修を行います。その後、OJTという実際の仕事をしながらの研修でも先輩社員がついて、手厚い研修や教育を受けることができます。
職場で受ける研修は、その会社で使う技術・作法に沿っているので、本人の成長に直結します。課せられる研修をしっかりやれば、その会社で活躍が期待できるようになっているものです。
それと比べて、当社での研修は、エンジニアの基礎にフォーカスしているので、特定の仕事に対してのファストパスとは言いにくい点があります。
2. 新卒としての待遇
新卒の方々は気が付いていないかもしれませんが、『新卒』というラベルはとてもスペシャルな価値があります。
終身雇用が幻想となった今でも、会社の文化を支える生え抜き社員というものが一定数重宝されます。(重宝されるかはあなた次第です。)
中途社員よりも手厚いサポート、そして大きい期待がかかることでしょう。当然昇進、昇格にもプラスのフィルターが掛かります。中途の場合このようになるためには、とても大きい成果が必要です。
3.ハロー・ワールドがまだ小さい会社である
最後に、これはどのような働き方を目指すかというポイントです。
当社はまだ生まれたばかりのとても小さな会社です。研修後は技術者としてグループ会社に配属されますから、前述の“新卒”というロイヤリティはまったく発生しません。また、数年スパンで新卒を育成するような研修も用意していませんので、自分自身でこつこつと勉強を続けることが本当に必要となります。
いろいろと書きましたが、実際のところ当社はいわゆる“新卒採用”を行っておりません。それでも、当社のミッションや取り組み、理念に共感していただき、やはりハロー・ワールドに入りたいという学生さんもいらっしゃるかと思います。
そんな学生のみなさんには、高校・大学などを卒業するタイミングでの入社に合わせたご応募をお勧めします。日本では、3月卒業・4月入社というのがまだまだ一般的ですので、そのタイミングで当社から募集があった場合…とはなってしまうのですが。
よろしくお願いいたします。
「んのすけのゲームエンジン奮闘記」オブジェクト指向についてほんのちょっとわかってきた。
こんにちわんのすけです。
ハローワールド三期生の「んのすけ」です。
んのすけという投稿名にしたのは間違いだったなと思っています。
文がよくわからなくなるので。
あと私が書くブログ記事の主題のようなものは「んのすけのゲームエンジン奮闘記」というものになっているのですが、今回のブログはゲームエンジンほぼ関係ありません。
私はハローワールドでの研修を終えた後、キャドセンターという会社に現在勤務しています。
キャドセンターは3DCG、デジタルコンテンツ、映像等を制作している会社です。
そんなキャドセンターで仕事をするようになって約八か月の時間が過ぎました。
この八か月の間に様々な案件に関わらせていただくことができました。
- iOS用のアプリ
- Windows用のアプリ
- GearVR用のVRアプリ
- VIVE用のVRアプリ
全部Unityというゲームエンジンを利用して作成しました。
他にも開発以外の仕事として、ARアプリ作成のライブラリの調査や、openFrameworks というフレームワークに触れられる機会をいただきました。
様々な仕事に携わる中で研修のときよりも成長したなと感じることがあります。。
それはオブジェクト指向についての理解です。
オブジェクト指向がなんなのかというとプログラミングの概念です。
誤解を恐れず説明すると、「プログラムを部品と見立てて組み合わせて使うというような感じの考え」
他にも特徴はあるのですがざっくりいうとこれです。
感じと言っているのは、本当に感じだからです。オブジェクト指向のプログラミングをしたことない人にオブジェクト指向の説明をどんなに説明しても、完璧な理解は得られないと思います。
私もプログラミングをほとんど知らない時に説明を聞いたとき「はあ~なるほど(?????) 継承?いんたーふえーす?」みたいな感じでなんとなくわかるけど、実際なんなのか、これを使う意味はあるのか、ぼやっとした理解でしかありませんでした。
オブジェクト指向の言語に触れて数か月経ったことで、分かったことなのですが
オブジェクト指向がなんなのか理解するには、オブジェクト指向の言語に触れて感じるしかないと思っています。
オブジェクト指向は考えるな、感じろ
このオブジェクト指向についてなんですが、実は私最近
感じました
これが、これが、オブジェクト指向なのか、これは便利だ、便利すぎる。
最近ちょっと機能が多めなアプリを作成しているのですが、作業中にほとんど機能は同じなんだけどちょっとだけ機能を書き換えたものを作成したい。ということが頻繁に起こります。ですがほぼ同じ内容のプログラムを複数回書くことがめんどくさく感じますし、読み返した時、自分でも理解しにくいです。
しかし、オブジェクト指向のクラスの抽象化、継承等の機能を使えばキレイにまとめることができます。
抽象化とはなんなのかというと汎用化と言い換えてもいいかもしれません。
例えば私のブログの主題の「んのすけのゲームエンジン奮闘記」というのを抽象化すると「んのすけの奮闘記」になります。
「んのすけの奮闘記」というタイトルにすることで、私は何に対しても奮闘してよいことになります。
ダイエットや、サウナ、組体操、鬼ごっこどんな記事を書いても主題からずれることはないでしょう。これが抽象化(汎用化)です。
抽象化したタイトルを継承すると「んのすけのダイエット奮闘記」や「んのすけの鬼ごっこ奮闘記」の内容の記事を書くことができます。
「んのすけのゲームエンジン奮闘記」のように初めから記事の内容を絞りすぎてしまうと、ブログにはゲームエンジンのことしか書けなくなってしまいます。これはタイトル付け失敗の例ですね。マネしないようにしましょう。
プログラムも一緒で、初めからできることを限定的にすると他のプログラムで生かすことができません。オブジェクト指向の言語の恩恵を受けるには、プログラムを可能な限り汎用的にして使いまわせるようにするにする必要があります。
仮に「んのすけのゲームエンジン奮闘記」を基として今回の記事にタイトルをつけるとしたら「んのすけのゲームエンジンのオブジェクト指向奮闘記」になります。訳が分かりません。プログラミングでもこのように訳の分からないことが起こります。
最近はオブジェクト指向の特性を利用して如何にしてコードを簡潔にするか、どうすれば他の人にも理解しやすいコードになるのか、そんなことを仕事中ずーっと考えてプログラムをしています。この考える時間が楽しいです。
どんな人にも可能な限り理解しやすいコードを書けるようになるのが現在の目標です。
引き続きお仕事頑張ります。